外務省・新着情報

令和5年5月16日
会談前に、リトアニアのランズベルギス外相と握手する林外務大臣
日・リトアニア外相会談が行われている様子

 5月16日、午後4時から約45分間、林芳正外務大臣は、ミュンヘン・リーダーズ・ミーティングに出席するため訪日中のガブリエリウス・ランズベルギス・リトアニア共和国外相(H.E. Mr. Gabrielius LANDSBERGIS, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Lithuania)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、ランズベルギス外相の訪日を歓迎するとともに、友好100周年の機会に当たる昨年、二国間関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げするなど、二国間関係が着実に深化していることを歓迎する旨述べました。これに対し、ランズベルギス外相から、昨年に引き続き訪日することができてうれしい、林大臣とともに、様々な分野における二国間協力を一層進めていきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けた新プランについて説明し、両外相は、インド太平洋における同志国間での連携の重要性を確認するとともに、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて緊密に連携していくことで一致しました。林大臣から、G7広島サミットに向けた議長国としての考え方を説明し、ランズベルギス大臣から、日本のイニシアティブに対する賛同の意が示されました。林大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃に向けたリトアニアの協力を改めて求めました。また、両外相は、経済安全保障についても意見交換を行いました。
  3. さらに、両外相は、地域情勢について意見交換を行い、ロシアによるウクライナ侵略への対応について、引き続き、同志国が結束して厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくことの重要性について一致したほか、中国や北朝鮮等の東アジア情勢についても議論し、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応について、引き続き、連携していくことで一致しました。また、両外相は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調しました。

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