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令和5年5月19日
正面を向き、笑顔で握手を交わす、両首脳の様子 日独首脳会談(写真提供:内閣広報室)
テーブルにつき、会談を行う、両首脳の様子 日独首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 5月19日午前8時40分頃から約40分間、岸田文雄内閣総理大臣は、G7広島サミットに出席するため訪日中のオラフ・ショルツ・ドイツ連邦共和国首相(H.E. Mr. Olaf Scholz, Chancellor of the Federal Republic of Germany)と日独首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣は、本年3月の日独政府間協議の機会に続くショルツ首相の訪日を歓迎し、昨年G7議長としてリーダーシップを発揮した同首相と、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けたG7の議論を牽引していきたい旨述べました。その上で両首脳は、とりわけグローバル・サウス諸国との連携の重要性について議論し、協力して取り組んでいくことで一致しました。
  2. 両首脳は、東アジア情勢について意見交換を行い、中国をめぐる諸課題への対応や、核・ミサイル問題、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き、緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略に関して、厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくことを確認し、G7広島サミットにおいて、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くとのG7の決意を力強く世界に発信するとともに、ウクライナとの揺るぎない連帯を示していくことで一致しました。
  4. 二国間関係について、両首脳は、本年3月に東京で開催した第1回日独政府間協議では、経済安全保障分野を中心に両国間の協力を更に拡大・深化する上で重要な成果が得られたとの認識で一致し、具体的な協力に繋げていくことを確認しました。
  5. 岸田総理大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃に向けたドイツの協力を改めて求めました。

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