外務省・新着情報

令和5年5月20日
正面を向き、握手を交わす、両首脳の様子 日印首脳会談(写真提供:内閣広報室)
テーブルにつき、会談を行う、両首脳の様子 日印首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 5月20日、午前7時35分から約40分間、岸田文雄内閣総理大臣は、G7広島サミットに出席するため訪日中のナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)と日印首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、G20サミット議長であるモディ首相の広島訪問を歓迎するとともに、3月のインド訪問に際するモディ首相のおもてなしに改めて謝意を表しました。また、岸田総理大臣から、インド訪問の際にモディ首相から授与された菩提樹の苗木は広島の植物園で育てていただくこととした、日印関係と同様、大きく育てていきたい旨述べたところ、モディ首相から、G7サミットへの招待に感謝する、苗木を広島で育てて頂き、大変嬉しく思う、広島でG7サミットを開催することは非常に意義のあることであると述べました。
  2. 岸田総理より、今回のG7サミットの進め方につき説明し、その中で、主権、領土一体性という国連憲章の原則を守ることの重要性、世界のどこであれ力による一方的な現状変更を許してはならないこと、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持する重要性といった点を強調し、両首脳は平和の実現に向けて協力していく旨で一致しました。また、両首脳は、国際社会が直面する諸課題に、幅広いパートナーが協力して対応することが重要との認識を共有し、G7とG20の議長国同士で引き続き連携していくことを確認しました。
  3. 両首脳は、二国間関係についても議論し、「自由で開かれたインド太平洋」の重要性につき認識を共有し、様々な分野で協力を進めていくことを確認しました。また、両首脳は、留学生の増加や2023年度「日印観光交流年」等を通じ、人的交流の拡大に努めることで一致しました。

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