外務省・新着情報

令和5年5月20日
セッション5のワーキングランチに臨むG7首脳 セッション5に臨む岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 5月20日12時10分から約80分間、G7広島サミットのセッション5「経済的強靱性・経済安全保障」が開催されたところ、概要以下のとおりです。

  1. 岸田総理から、経済安全保障上の課題に対処する重要性の急速な高まりを受け、今回G7サミットの議題としては初めて本件を取り上げることになる旨述べ、G7として、率直な議論を行いました。
  2. G7として、(1)サプライチェーンや基幹インフラの強靱化、(2)非市場的政策及び慣行や経済的威圧への対応の強化、(3)重要・新興技術の適切な管理を含め、結束して対応していくことを確認しました。また、経済安全保障はG7が緊密な連携の下で取り組んでいくべき戦略的な課題であるとの認識の下、経済安全保障に関する取組について、G7枠組を通じて包括的な形で協働し、連携していく意思を確認しました。
  3. さらに、AIがもたらす機会と課題についても議論が及び、G7首脳間で問題意識を共有しながら、データの重要性と対応の方向性について意見が交わされました。
  4. 本セッションでの議論を踏まえ、G7として初めて、経済的強靭性及び経済安全保障に関する包括的かつ具体的なメッセージを「経済的強靭性及び経済安全保障に関するG7首脳声明」(原文(PDF)別ウィンドウで開く仮訳(PDF)別ウィンドウで開く)として発出することで一致しました。
  5. また、同様に、本セッションでの議論を踏まえ、G7として、クリーンエネルギー移行に必要不可欠な重要鉱物及び再生エネルギー機器製造のサプライチェーンの強じん化に関する「クリーンエネルギー経済行動計画」(原文(PDF)別ウィンドウで開く仮訳(PDF)別ウィンドウで開く)を発表し、世界全体のクリーンエネルギー経済への移行を加速することで一致しました。

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