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プレスリリース

令和5年度世界かんがい施設遺産申請施設の決定について

令和5年5月30日
農林水産省

国際かんがい排水委員会(ICID)日本国内委員会は、世界かんがい施設遺産候補施設として4施設をICID本部へ申請することを決定しました。

1.概要

世界かんがい施設遺産とは、かんがいの歴史・発展を明らかにし理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資するために、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会(以下「ICID」という。)が認定・登録する制度であり、平成26年度に創設されました。登録により、かんがい施設の持続的な活用・保全方法の蓄積、研究者・一般市民への教育機会の提供、かんがい施設の維持管理に関する意識向上に寄与するとともに、かんがい施設を核とした地域づくりに活用されることが期待されており、昨年までに、国内の47施設が登録されています。
ICID:International Commission on Irrigation and Drainage、1950年設立。本部所在地:インド、ニューデリー。日本は1951年加入。

2.国際かんがい排水委員会への申請施設の決定について

ICID日本国内委員会において、令和4年12月20日(火曜日)から令和5年2月20日(月曜日)までの間、世界かんがい施設遺産の国内申請を受け付けたところ、5施設の申請がありました。ICID日本国内委員会において審査を行った結果、以下の4施設(※)を世界かんがい施設遺産の候補施設としてICID本部に申請することを決定しました。

1 山形五堰(やまがたごせき)(山形県山形市)

2 本宿用水(ほんじゅくようすい)(静岡県長泉町)

3 北山用水(きたやまようすい)(静岡県富士宮市)

4 建部井堰(たけべいせき)(岡山県岡山市)

(※)ICID規定により1年間の申請施設数は、1か国あたり最大4施設。

3.今後の予定

ICID本部に設置される審査委員会において、世界かんがい施設遺産としての認定の可否について審査が行われます。世界かんがい施設遺産として認定された施設は、令和5年11月1日(水曜日)から令和5年11月8日(水曜日)の間にインドのヴィシャーカパトナムで開催される第74回ICID国際執行理事会において発表され、世界かんがい施設遺産に登録されることになります。

添付資料

世界かんがい施設遺産申請施設位置図(令和5年度)(PDF : 417KB)
世界かんがい施設遺産とは(PDF : 1,278KB)

お問合せ先

農村振興局整備部設計課海外土地改良技術室

担当者:鷲野、森、高梨
代表:03-3502-8111(内線5560)
ダイヤルイン:03-3595-6339


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