外務省・新着情報

令和5年6月1日
シャキターノICAO理事会議長と会談する武井外務副大臣

 6月1日午前9時25分から約15分間、武井俊輔外務副大臣は、外務省の招へいにより訪日中のサルバトーレ・シャキターノ国際民間航空機関(ICAO)理事会議長(Mr. Salvatore Sciacchitano, President of the Council, International Civil Aviation Organization)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 武井副大臣から、シャキターノ理事会議長の訪日を歓迎し、国際民間航空の安全と発展に向け同議長のリーダーシップに敬意を表するとともに、本年は、日本のICAO加盟70周年でもあり、今次訪日をモメンタムとして、日本とICAOの関係を更に強化していきたい旨を述べました。これに対し、シャキターノ理事会議長は、日本はICAOの重要なパートナーであり、日本のこれまでの貢献に深く感謝するとともに、引き続き日本が重要な役割を果たすことを期待する旨述べました。
  2. また、武井副大臣から、5月31日の北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した「軍事偵察衛星」と称する発射に関し、北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した発射は、事前通報を行ったとしても、「衛星」と称したとしても、安保理決議に違反するものであり、北朝鮮に対し、関連安保理決議の遵守を求めるとともに、航空安全の確保のために北朝鮮がICAOの関連規則を遵守するよう、引き続きシャキターノ議長や関係国と緊密に連携していきたい旨を述べました。これに対し、シャキターノ理事会議長は、日本の危機感を共有し、関係する他の国際機関とも積極的に連携しつつ、航空安全の確保に取り組みたい旨述べました。
  3. また、武井副大臣から、日本人職員の積極的登用の必要性について述べたところ、シャキターノ理事会議長から、日本人職員が多く採用されるよう努めていきたい旨述べました。
(参考)シャキターノ理事会議長の略歴

 1954年生まれ。イタリア民間航空局次長、欧州民間航空会議事務局長、ICAO理事会イタリア代表を経て、2020年1月から現職(現在2期目、任期は2025年末まで。)。


発信元サイトへ