外務省・新着情報

令和5年6月2日
握手を交わす林外務大臣と御厨世界税関機構(WCO)事務総局長
林外務大臣と御厨世界税関機構(WCO)事務総局長の会談の様子

 6月2日、午前10時から約25分間、林芳正外務大臣は、御厨邦雄(みくりや くにお)世界税関機構(WCO)事務総局長と会談を行いました。

  1. 林大臣から、今般、東京で開催される「WCO-UPU合同グローバルカンファレンス」の成功を祈念するとともに、先般のG7広島サミットでは、ウクライナ支援へのG7の揺るぎないコミットメントや、復旧・復興に向けた支援における国際機関との連携等を確認したことを紹介の上、WCOの果たす役割に期待する旨述べました。
  2. これに対し、御厨事務総局長から、WCOによるウクライナ税関に対する支援や、復興を見据えて検討中の支援について説明があり、引き続き日本政府と連携していきたい旨述べました。
(参考)WCO概要等

  1. WCO(世界税関機構)は、各国の税関制度の調和・統一及び国際協力の推進により、国際貿易の発展を目的とする国際機関として、1952年に設立(本部はベルギーのブリュッセル)。現在、184か国・地域が加盟。日本は1964年に加盟。
  2. 事務総局長の任期は5年間。事務総局長は、WCOの政策・予算、途上国支援策等を立案・執行する事務局の最高責任者であり、事務局を代表し他の国際機関の会議への出席等を担う重要なポスト。
  3. 御厨事務総局長は、2009年1月に事務総局長選挙に当選し、3期にわたり事務総局長を務めており、任期は2023年12月までを予定。
  4. 「WCO-UPU合同グローバルカンファレンス」は、2023年6月6日から8日まで、東京で、各国の税関当局及び郵便事業体等の参加を得て、Eコマースの拡大と国際郵便物流、税関と郵便事業体の協力、事前電子情報の活用、安心・安全な国際郵便物流の確保をテーマに開催される予定。

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