外務省・新着情報

令和5年6月8日

 6月8日午前2時30分(現地時間7日午後7時30分)から約2時間、ドン・ファレル豪州貿易・観光大臣(Senator the Hon Don Farrell, Minister for Trade and Tourism of Australia)が主催するWTO非公式閣僚会合(於:OECD本部、パリ)が行われ、我が国からは、山田賢司外務副大臣及び中谷真一経済産業副大臣が参加しました。

  1. 本会合は、例年、OECD閣僚理事会が開催される機会に、豪州が関係国を招待して開かれています。
  2. 今回の会合では、来年2月にアラブ首長国連邦にて開催される第13回WTO閣僚会合(MC13)に向けた取組やWTO改革について議論が交わされ、MC13での成果に向け政治的弾みをつけることができました。
  3. 山田副大臣からは、漁業補助金協定早期発効に向け、WTOメンバーそれぞれの早期締結が重要である旨指摘し、我が国も締結に向け国内手続を進めている旨説明しました。また、途上国メンバーを含めた形でしっかりと漁業資源管理を進めていく上で、本協定に基づく途上国支援のための信託基金を充実させることが重要である旨指摘し、そのような観点から、我が国はいち早く本基金に対し拠出した旨を説明しました。
  4. 加えて、山田副大臣からは、WTOでの複数国間(プルリ)での交渉の重要性指摘しました。
  5. 参加閣僚は、MC13での成果に向けて引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
(参考1)参加メンバー(計20か国・地域/機関)

 豪州(議長国)、ブラジル、カナダ、カメルーン、中国、チリ、コスタリカ、ジブチ、EU、インド、日本、ケニア、韓国、ニュージーランド、シンガポール、スイス、トルコ、英国、米国、WTO

(参考2)過去の豪州主催WTO非公式閣僚会合への日本からの出席者

  • 2022年6月9日(パリ):三宅伸吾外務大臣政務官、広瀬直経済産業審議官
  • 2021年10月5日(パリ):山﨑和之在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使、広瀬直経済産業審議官
  • 2020年10月27日(オンライン形式):茂木敏充外務大臣、梶山弘志経済産業大臣、野上浩太郎農林水産大臣

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