外務省・新着情報

令和5年6月14日
吉川外務大臣政務官、マルディーニICRC事務局長及び遠藤国際協力局長との記念写真
開会の挨拶をする吉川外務大臣政務官

 6月13日から14日にかけて、日本が共同議長を務める赤十字国際委員会(ICRC)ドナー・サポート・グループ年次会合が、三田共用会議所で開催されました。

  1. ICRCドナー・サポート・グループ(DSG)は、ICRCの主要ドナーである23か国・機関で構成され、メンバー国が持ち回りで、年次会合を開催しています。日本が、年次会合をホストするのは2012年に続き2度目で、ICRC関係者に加え、日本を含む22か国・機関から計38名の参加がありました。
  2. 開会の挨拶を行った吉川ゆうみ外務大臣政務官は、世界の人道状況が悪化の一途を辿っている中、年次会合での議論が、脆弱な環境下におかれる人々へ効率的かつ効果的な支援を届ける上で、有意義なものとなることを期待する旨発言しました。
  3. 2日間にわたり行われた年次会合では、遠藤和也国際協力局長とロベルト・マルディーニICRC事務局長が共同議長を務めました。深刻化する人道危機や複合的な課題に対するICRCの取り組みについて、ミリアナ・スポリアリッチ・エッゲーICRC総裁の出席も得て、参加者の間で活発な議論が行われました。
(参考)赤十字国際委員会(ICRC)

 スイス人アンリー・デュナンが紛争犠牲者の保護のための組織及び条約の必要性を提唱したことを受け、1863年に設立。中立・公平・独立等を基本原則とする「赤十字運動」の草分けであり、世界各国の赤十字社・赤新月社(合計192社)を認定する。世界中の紛争地域において犠牲者(避難民、病人・負傷者、捕虜等)に対する医療支援、食料・生活物資の供給等の救援活動や、収容所の訪問、国際人道法の普及活動等を実施。


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