外務省・新着情報
令和5年6月20日
6月20日、午後5時10分から約50分間、武井俊輔外務副大臣は、訪日中のアルジャーノン・ヤウ（丘應樺）香港特別行政区商務経済発展長官の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 武井副大臣から、日本・香港間の人的往来の更なる回復や貿易・投資の更なる発展への期待を表明しました。これに対し、ヤウ長官から、今後の日港間のビジネス、人的往来を活発化させることが双方にとって大きな利益をもたらす、「広東・香港・マカオ大湾区（GBA）」構想などを通じ、日港間の経済関係をより発展させたい旨述べました。
- 武井副大臣から、日本産食品の安全性は確保されていることを改めて説明し、香港が実施している日本産食品・農産物に対する輸入規制について、科学的根拠に基づく早期撤廃に向けた協力を強く要請しました。また、ALPS処理水の海洋放出について、高い透明性をもって科学的根拠に基づき対応するという我が国の立場を改めて伝達した上で、香港が今後、輸入規制を更に強化することなく、同規制を早期に撤廃するよう改めて強く要請しました。
- さらに、武井副大臣から、昨今の香港情勢についての懸念を伝達しつつ、香港において、「一国二制度」の下、自由で開かれた体制が堅持され、民主的、安定的に発展していくことが重要であるという我が国の一貫した立場を改めて表明しました。