外務省・新着情報

令和5年6月21日
チャタムハウス入口に立つ林外務大臣
講演する林外務大臣

 現地時間6月21日午後5時(日本時間22日午前1時)から約60分間、ウクライナ復興会議に出席するためにロンドンを訪問中の林芳正外務大臣は、王立国際問題研究所(チャタムハウス)において、「歴史の転換期における日本外交と日英パートナーシップの将来(Japanese Diplomacy at a Turning Point in History and the Future of Japan-UK Partnership)」と題する講演を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、急速に厳しさを増す国際安全保障環境の中、我々が歴史の転換期に直面していること、新たな時代を見据えて求められているのは、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するとともに、世界を分断や対立ではなく協調に導くとの共通の目標に向けて、途上国を含む国際社会が直面する諸課題に取り組むことである旨を強調しました。
  2. 続けて、林大臣から、日本にとって、英国は新たな時代を共に切り開く欠かせないパートナーであることを強調した上で、「日英広島アコード(PDF)別ウィンドウで開く」の下での協力に通底する今後の日英協力の指針として、(1)新たな時代を切り開く、(2)共同の能力を高める、(3)持続可能性及び繁栄のために互いに鼓舞し合う、の3点を挙げました。
  3. その上で、林大臣から、これらの指針の下で、日本と英国が、ロシアによるウクライナ侵略や自由で開かれたインド太平洋の実現を含む、今日の戦略的課題にどのように取り組んでいくのかについて述べたほか、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜き、新たな時代を見据えた外交を主導していく決意を述べました。
(参考)林大臣の王立国際問題研究所(チャタムハウス)における講演

 「Japanese Diplomacy at a Turning Point in History and the Future of Japan-UK Partnership」(英文(PDF)別ウィンドウで開く仮訳(PDF)別ウィンドウで開く


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