外務省・新着情報

令和5年6月22日

 6月22日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、伊藤毅在パキスタン・イスラム共和国日本国臨時代理大使と、ムハンマド・フメイル・カリーム・パキスタン・イスラム共和国経済省次官補(Mr. Muhammad Humair Karim, Additional Secretary, Ministry of Economic Affairs of the Islamic Republic of Pakistan)との間で、供与限度額3.15億円の無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. パキスタンにおいては、各開発課題を取り扱う政府機関・関係省庁の職員・組織・制度・財政等の能力・体制が、取り組むべき課題に比して総じて不足しており、行政能力の向上と制度構築のために、若手行政官等の育成が急務となっています。この協力は、パキスタンの若手行政官等が、我が国で学位(修士・博士)を取得するために必要な学費等を供与するものです。
  2. この協力により、令和6年度にパキスタンの若手行政官等が自国の開発や発展に必要な各分野の専門的知識を我が国で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待されます。また、この協力を通じて育成された人材が、我が国とパキスタンの相互理解や友好関係の構築に寄与することが期待されます。
(参考)パキスタン・イスラム共和国基礎データ

 パキスタン・イスラム共和国は、面積約80万平方キロメートル(日本の約2倍の大きさ)、人口約2億3千万人(2021年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は1,500米ドル(2021年、世界銀行)。


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