外務省・新着情報

令和5年6月23日
バズム・ニジェール大統領と握手をする林外務大臣
バズム・ニジェール大統領との懇談の様子

 現地時間6月23日15時(日本時間同日22時)から約25分間、「新たな国際的開発資金取決めのための首脳会合」出席のためフランスを訪問中の林芳正外務大臣は、モハメド・バズム・ニジェール共和国大統領(H.E. Mr. Mohamed BAZOUM, President of the Republic of Niger)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、TICAD8で示したとおり、日本はアフリカと「共に成長するパートナー」であり、バズム大統領と共に二国間関係を一層発展させたい旨述べました。これに対し、バズム大統領から、ニジェールが周辺国のテロリスト等の脅威に晒されている現状を説明しつつ、日本の支援に対する感謝と更なる支援への期待が示されました。
  2. 双方は、教育、気候変動、食料安全保障等の分野を含め二国間関係の一層の発展に加えて、サヘル地域の平和と安定に向けて取り組んでいくことで一致しました。
  3. 続いて、林大臣から、ロシアの侵略を一日も早く終わらせ、国際社会を協調に導くべく、ニジェールとも連携するとともに、ニジェールの食料安全保障にも貢献していく旨述べ、バズム大統領から謝意が示されました。また、双方は、透明で公正な開発金融の重要性や、安保理改革を含む国連の機能強化、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応といった地域及び国際社会の諸課題についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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