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令和5年6月27日
日・EUハイレベル経済対話に出席した林外務大臣
日・EUハイレベル経済対話のオンライン会議に出席する林外務大臣の様子

　6月27日、午後3時30分から約1時間30分、日・EUハイレベル経済対話が、オンライン会議形式にて開催されました。

  1. この対話には、日本側から林芳正外務大臣、西村康稔経済産業大臣が、EU側からはヴァルディス・ドムブロウスキス欧州委員会上級副委員長兼貿易担当欧州委員（Mr. Valdis Dombrovskis, Executive Vice President of the European Commission for an Economy that Works for People, European Commissioner for Trade）が出席しました。
  2. 冒頭、三閣僚は、基本的価値を共有する日・EU間で高いレベルの協力関係を実現していることに触れつつ、この機会に、「日・EUデジタル貿易原則」を承認しました。
  3. 三閣僚は、（1）日・EU経済政策協力、（2）経済安全保障、（3）ルールに基づく公正公平な貿易枠組等について以下のとおり議論を行いました。
    1. 日・EU経済政策協力
      まず、日・EU経済連携協定に、「データの自由な流通に関する規定」を含めることに関する交渉につき、林大臣から、現状を確認するとともに、今後の進展に期待する旨述べました。また、農産品の輸出入に関する日・EU双方の関心事項について意見交換しました。
    2. 経済安全保障
      三閣僚は、日・EU間で経済安全保障分野における包括的連携が進展していることを歓迎するとともに、特に「経済的威圧への対処」、「非市場的政策及び慣行への対応」、「強靱なサプライチェーンの構築」、「輸出管理・投資審査」等に関して、G7での協力を含めて意見交換を行いました。 また、林大臣から、本年6月にEUが新たに公表した経済安全保障戦略を評価するとともに、同志である日・EU間で同分野における連携を一層強化していきたい旨述べました。
    3. ルールに基づく公正公平な貿易枠組
      三閣僚は、WTOは、ルールに基づく自由で公正な貿易体制の中核であり続けるべきという点を確認するとともに、MC13（第13回WTO閣僚会議）の成功へ向けて日・EU間で緊密に連携していくことで一致しました。
（参考）別添PDF

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