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令和5年6月28日
セスUNITAR総代表と握手をする武井外務副大臣
武井外務副大臣がセスUNITAR総代表と懇談する様子

 6月28日、午後3時から約30分間、武井俊輔外務副大臣は、訪日中のニキル・セス国連事務次長補兼国連訓練調査研究所(UNITAR)総代表(Mr. Nikhil Seth, Executive Director, United Nations Institute for Training and Research)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 武井副大臣は、UNITAR創設60周年及び同広島事務所設立20周年への祝意を述べた上で、UNITARの開発途上国の能力強化に対する長年にわたる貢献への評価を述べました。
  2. また、武井副大臣は、SDGsの2030年までの達成が危ぶまれ、「人への投資」の重要性が一層高まる中で、UNITARが一層重要な役割を果たすことを期待する旨述べるとともに、先般改定した開発協力大綱に基づき、人間の安全保障に即した開発政策を実現する観点からもUNITARとの連携を強化していきたい旨述べました。
  3. セス総代表からは、G7広島サミットの成功への祝意及びUNITARの活動に対する日本政府の継続的な支援に対する謝意が表明されるとともに、日本政府が推進している人間の安全保障の概念はUNITARの活動においても重視していること、広島に事務所を構える唯一の国連機関駐日事務所として同事務所を活用しつつ日本とのパートナーシップを一層発展させていく旨述べました。
(参考)国連訓練調査研究所(UNITAR)

 1963年に設立。国連の活動の効率性を高めるとともに、経済社会開発を図ることを目的とし、開発途上国の行政官の研修や国連の機能・目的に関連する調査を行うことを任務とする。本部はスイス・ジュネーブに所在。2003年に中国・四国地方に所在する唯一の国際機関駐日事務所として広島事務所が設置された。

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