外務省・新着情報

令和5年7月3日
会談を前に、パキスタンのブットー外相と握手する林外務大臣
日・パキスタン外相会談が行われている様子
日・パキスタン外相共同記者発表の様子

 7月3日、午前11時30分から林芳正外務大臣は、訪日中のビラーワル・ブットー・ザルダリ・パキスタン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Mr. Bilawal Bhutto Zardari, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Pakistan)と会談(約45分間)及びワーキング・ランチ(約60分間)を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、パキスタンの外務大臣による訪日としては4年ぶりとなる、今回のブットー外務大臣の訪日を心から歓迎する旨述べました。ブットー大臣から、昨年パキスタンで発生した大規模な洪水被害への対応を含め、これまでの日本の支援につき謝意が表明されました。両大臣は、伝統的な友好関係をあらゆる分野で一層発展させていくことで一致しました。
  2. 林大臣から、ビジネス環境改善を通じ、パキスタンの高い経済的ポテンシャルが十分に発揮されることへの期待を表明しました。また、両大臣は、特定技能制度に基づくパキスタンからの人材受入れのプロセスの促進を通じて、今後ますます人的交流が活発化することを歓迎しました。
  3. 林大臣から、G7議長国としてG7広島サミットの成果を共有しつつ、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」のビジョンについて、説明を行いました。
  4. このほか、両大臣は、国際場裡における協力や地域情勢に関し率直な意見交換を行いました。

発信元サイトへ