外務省・新着情報
令和5年7月3日
6月26日から30日まで、吉川ゆうみ外務大臣政務官は米国（ロサンゼルス）及びカナダ（オタワ及びトロント）を訪問したところ、概要以下のとおりです。
1 米国（ロサンゼルス）
- 6月26日、吉川政務官は、ロサンゼルスにて、リトル・トーキョーの視察を行うとともに、現地日系米国人から、南カリフォルニアの日系人社会の文化遺産の中心であり日本文化の象徴であるリトル・トーキョーの歴史や文化の保存等について説明を受けました。
- 27日、吉川政務官は、米国最大のコンテナ貨物港湾として知られるロサンゼルス港・ロングビーチ港を視察しました。同港は世界的にも厳しい環境規制を課しており、同港が進める水素技術も含めた脱炭素化の取組について関係者と意見交換を行いました。
- 同日、吉川政務官は、ロングビーチ・四日市姉妹都市協会関係者と面会し、本年で60周年を迎えるロングビーチ市と四日市市との活発な姉妹都市関係を歓迎しました。
- 同日、吉川政務官は、日本の戦略的対外発信拠点の1つであるジャパン・ハウス・ロサンゼルスを訪問し、日本の様々な魅力を幅広い層に向けて発信する同館の取組について関係者と意見交換を行いました。
- 同日、吉川政務官は、全米最大の日系人博物館である全米日系人博物館（JANM）を訪れ、同館が進める日系人の歴史の保存、日系人と他の米国人や日本人との相互理解の深化、日米両国の相互理解の深化等について意見交換を行いました。
- 同日夕刻、吉川政務官は、日系企業関係者との夕食会を行い、カリフォルニア州との経済協力関係の強化等につき意見交換を行いました。
2 カナダ（オタワ及びトロント）
- 29日、吉川政務官は、オタワにて、モナ・フォーティエ行財政管理調整委員会委員長（The Honourable Mona Fortier, President of the Treasury Board）との朝食会を行いました。吉川政務官からG7広島サミットでの成果等について紹介するとともに、両者は、デジタル、環境・気候変動、地域情勢等について幅広く意見交換を行い、「自由で開かれたインド太平洋（FOIP）」の推進等を通じて引き続き日加間で連携していくことで一致しました。
- 同日、吉川政務官は、アーロン・ウッドリック・マクドナルド・ローリエ研究所（MLI）ディレクター及び桒原響子MLI客員フェローと面会し、同研究所の活動等に関する説明を受け、インド太平洋地域の情勢や「自由で開かれたインド太平洋（FOIP）」の実現に向けた日加間の協力等について幅広く意見交換を行いました。
- 同日、吉川政務官は、ロバート・オリファント外務大臣政務官（The Honourable Robert Oliphant, Parliamentary Secretary to the Minister of Foreign Affairs）と会談を行いました。両政務官は、「自由で開かれたインド太平洋（FOIP）」の実現に向けた協力や日加経済、日加間の交流及び地域情勢等について幅広く議論し、G7での協力等含め、日加で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- 同日、吉川政務官は、ペリン・ビーティー加商工会議所会頭兼最高経営責任者（The Honourable Perrin Beatty, President and Chief Executive Officer, The Canadian Chamber of Commerce）との昼食会を行いました。双方は、エネルギー分野における両国民間企業の協力、日本・カナダ商工会議所協議会（Japan-Canada Chambers Council：JCCC）との協力等について幅広く意見交換を行いました。
- 同日夕刻、吉川政務官は、トロントにて、日系企業関係者との夕食会を行い、エネルギーや環境等の分野における両国の経済関係の強化等につき意見交換を行いました。
- 30日、吉川政務官は、トロントの日系文化会館を訪問し、ジェームズ・ヘロン館長を始めとする同会館幹部と面会し、カナダにおける日系人の歴史及び同会館の活動等に関する説明を受けました。吉川政務官から同会館関係者に対し、日系人社会の歴史の継承と親睦、日本文化の発信及び日加間の相互理解の促進に向けた同会館のこれまでの様々な取組に敬意を表し、日加文化交流の更なる深化に向け、意見交換を行いました。