外務省・新着情報

令和5年7月5日

 7月5日(現地時間同日)、ウズベキスタン共和国の首都タシケントにおいて、羽鳥隆駐ウズベキスタン共和国日本国特命全権大使と、イブロヒム・アブドゥラフモーノフ・ウズベキスタン共和国高等教育・科学・イノベーション大臣(H.E. Dr. Ibrokhim Abdurakhmonov, Ministry of Higher Education, Science and Innovations of the Republic of Uzbekistan)との間で、供与限度額3億円の無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ウズベキスタンでは、2016年にミルジヨーエフ大統領が就任して以降、行政改革を含む様々な改革が進められています。こうした改革を円滑かつ確実に実施していくためには、行政能力の更なる向上と制度の構築・改善に向けた若手行政官等の育成が急務となっています。
  2. この協力は、ウズベキスタンの若手行政官等が、我が国で学位(修士・博士)を取得するために必要な学費等を支援するものです。この協力により、令和6年度にウズベキスタンの若手行政官等が、開発や発展に必要な各分野の専門的知識を我が国で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待されます。また、この協力を通じて育成された人材が、我が国とウズベキスタンの相互理解の深化や友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。
  3. 我が国は、2022年12月、「中央アジア+日本」対話・第9回外相会合において、自由で開かれた中央アジアにおける持続可能な発展を達成するため、「人への投資」と「成長の質」を重視した新しいモデルに沿った協力を確立し発展させることを表明しました。今回の協力は、このうち「人への投資」を具体化するものです。
(参考)ウズベキスタン共和国基礎データ

 ウズベキスタン共和国は、面積約44.7万平方メートル(日本の約1.2倍の大きさ)、人口約3,520万人(2023年、国連人口基金)、1人当たり国民総所得(GNI)は1,960米ドル(2021年、世界銀行)。


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