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プレスリリース

⻆田農林水産大臣政務官の海外出張の結果概要について(イタリア・フランス)

令和5年7月6日
農林水産省

⻆田農林水産大臣政務官は、7月2日(日曜日)から4日(火曜日)までイタリアを、4日(火曜日)から5日(水曜日)までフランスを訪問しました。イタリアでは、国連食糧農業機関(FAO)第43回総会に出席して日本政府代表演説を行うとともに、国際農業開発基金(IFAD)及びFAO要人と会談を行い、フランスでは、経済協力開発機構(OECD)要人等と会談等を行いました。

1.イタリア出張概要

⻆田農林水産大臣政務官は、FAO第43回総会に出席し、「食料と農業の現状:4つのベターに向けた水資源管理~2030アジェンダとSDGs達成のためのより良い生産、より良い栄養、より良い環境、より良い生活~)」をテーマとした各国政府代表演説において、以下を内容とする演説を行いました。

FAO総会政府代表演説
<演説の概要>

水資源管理を考えるにあたっては、水不足だけでなく、洪水などの水害の対策も議論することが重要。第4回アジア・太平洋水サミットにおいて、岸田総理から表明した「熊本水イニシアティブ」に基づき、アジア・太平洋地域を対象に、我が国の先進技術を活用し、質の高いインフラの整備等を通じた、気候変動適応策・緩和策両面での取組を推進。

G7宮崎農業大臣会合やG7広島サミットでの成果として、以下の点を強調。

  • 農業の持続可能性の向上は生産性を高める方法で行われるべきである
  • 各国の食料システムの強化を図る上で、既存の国内農業資源を最大限活用することが重要である
  • 持続可能な農業の達成に向けて、あらゆる形のイノベーションが活用され、すべての人がその恩恵を受けるべきである

    我が国の「みどりの食料システム戦略」に沿った、家畜排せつ物を堆肥にし、乾燥ペレットとして流通するなど国内資源を活用した生産現場のイノベーションの取組を紹介。

    また、FAO第43回総会の前後にラリオ国際農業開発基金(IFADイファッド)総裁、ジェンマートイタリア保健省国務次官、屈FAO事務局長と会談を行い、G7宮崎農業大臣会合の成果を確認しつつ、食料安全保障その他の農林水産政策の課題や連携等について意見交換を行いました。

    IFADバイ イタリア保健省バイ FAOバイ写真
    (1枚目:ラリオIFAD総裁とのバイ会談)(2枚目:ジェンマートイタリア保健省国務次官とのバイ会談)(3枚目:屈FAO事務局長とのバイ会談)

    2.フランス出張概要

    ⻆田農林水産大臣政務官は、クヌッセンOECD事務次長と会談を行い、G7宮崎農業大臣会合の成果も踏まえつつ、今後の連携等について意見交換を行いました。
    また、日本産食材を扱う現地事業者と今後の輸出拡大に向けた意見交換を行いました。

    お問合せ先

    FAO総会及び国際機関の会談について)
    輸出・国際局国際戦略グループ
    担当者:杉田、番浦、中川
    代表:03-3502-8111(内線3503
    ダイヤルイン:03-3502-8498

    (二国間会談について)
    輸出・国際局国際地域課
    担当者:西川、辻
    代表:03-3502-8111(内線3471
    ダイヤルイン:03-3502-5929

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