プレスリリース

兵庫県兵庫美方地域及び埼玉県武蔵野地域が世界農業遺産に認定されました。

兵庫県兵庫美方地域及び埼玉県武蔵野地域の2地域が、新たに世界農業遺産に認定されました。

1.概要

令和元年10月に国連食糧農業機関（FAO）に世界農業遺産への認定申請を行った兵庫県兵庫美方地域及び令和3年10月に認定申請を行った埼玉県武蔵野地域については、審査が行われてきたところです。
このたび、FAOにより、新たに両地域が世界農業遺産に認定されました。これにより日本国内の世界農業遺産認定地域は15地域となりました。
各地域への取材については以下「3.地域への連絡先」にお問い合わせください。

2.世界農業遺産認定地域の概要

兵庫県兵庫美方（ひょうごみかた）地域

但馬牛（たじまうし）の子牛の生産地として、日本初の牛の血統登録「牛籍簿」を整備し、和牛改良の先駆けとなりました。放牧や棚田の畔草の給餌等により農村環境や生物多様性を保全する持続可能なシステムが継承されています。

埼玉県武蔵野（むさしの）地域

江戸時代の人口増加に伴い、屋敷地・畑地・平地林を含む細長い短冊形の地割によって開拓されました。平地林の落ち葉を使った伝統的な「落ち葉堆肥農法」により、栄養分が少ない土地を肥沃な畑地に変え、今日まで受け継がれています。

3.地域への連絡先

＜兵庫県兵庫美方地域＞
香美町役場農林水産課担当：福島、榎、陣在
電話：(0796)36-0846

＜埼玉県武蔵野地域＞
三芳町役場観光産業課担当：江田
電話：(049)258-0019

4.その他

兵庫県兵庫美方地域「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛飼育システム」
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_3_201.html

埼玉県武蔵野地域「大都市近郊に今も息づく武蔵野の落ち葉堆肥農法」
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_3_101.html

「世界農業遺産」認定に係るFAOの現地調査を実施します
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/sekai_gentityousa.html

添付資料

• 【※7月10日修正】世界農業遺産とは(PDF : 1,447KB)