武井外務副大臣の東ティモール民主共和国訪問（結果）

　武井外務副大臣は、ベンディト・ドス・サントス・フレイタス外務・協力大臣（H. E. Mr. Bendito dos Santos Freitas Minister of Foreign Affairs and Cooperation, Democratic Republic of Timor-Leste）及びミレナ・マリア・ダ・コスタ・ランジェルASEAN関係副大臣（H. E. Mrs. Milena Maria da Costa Rangel Vice Minister for ASEAN Affairs, Democratic Republic of Timor-Leste）を表敬し、外務・協力大臣就任への祝意を伝えたほか、今後の二国間関係の強化に向けた施策や地域・国際社会の諸課題に対する対応について意見交換を行いました。また、引き続き、人材育成支援等を通じて東ティモールのASEAN加盟に向けた取組を支援したい旨伝えました。

　武井外務副大臣は、ジョゼ・ラモス＝ホルタ大統領（H.E. Dr. Jose Ramos-Horta, President of the Democratic Republic of Timor-Leste）を表敬し、これまでの二国間関係強化への尽力に対して敬意を表するとともに、引き続き、地域・国際社会の課題への対応について連携を深めていきたい旨伝えました。これに対し、ラモス＝ホルタ大統領から二国間協力強化に向けた強い意欲が表されました。

　武井外務副大臣は、マリア・フェルナンダ・ライ国民議会議長（H.E. Mrs. Maria Fernanda Lay, Speaker of the National Parliament, Democratic Republic of Timor-Leste）を表敬し、就任への祝意を伝え、細田衆議院議長からの祝辞を手交しました。また、各分野における二国間関係の強化や地域情勢について忌憚のない意見交換を行いました。

　武井外務副大臣は、カイ・ララ・シャナナ・グスマン首相（H.E. Mr. Kay Rala Xanana Gusmão, Prime Minister of the Democratic Republic of Timor-Leste）を表敬し、首相就任への祝意を伝え、岸田総理からの祝辞を手交しました。また、組閣直後の新政権と直接意思疎通を行うことは、我が国としての東ティモールへの強いコミットメントの表れである旨伝えました。これに対し、グスマン首相から、これまでの日本による支援に対して謝意が表されるとともに、今後とも日本との協力を継続・強化していきたいとの期待が述べられました。

また、同日には在留邦人と懇談を行ったほか、救急車引渡式への出席、ディリ港フェリーターミナルの視察を行い、東ティモールが抱える経済・社会問題等について現地関係者と意見交換を行いました。