外務省・新着情報

令和5年7月10日
大阪ブルー・オーシャン・ビジョン推進議員連盟が林外務大臣へ決議文を手交した際の様子
大阪ブルー・オーシャン・ビジョン推進議員連盟と林外務大臣の懇談の様子

 7月10日、大阪ブルー・オーシャン・ビジョン推進議員連盟を代表して小泉進次郎同会長、笹川博義同事務局長、井上信治議員、猪口邦子議員、八木哲也議員が当省を来訪し、林芳正外務大臣に対し、同議員連盟の決議文が手交されました。

  1. 冒頭、大阪ブルー・オーシャン・ビジョン推進議員連盟メンバーから、日本が2019年のG20大阪サミットにおいて「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を提唱し、プラスチック汚染に関する条約を作るための政府間交渉委員会においても努力を積み重ねていること等を踏まえ、同条約採択のための外交会議を日本に招致すべく日本政府を挙げて取り組むべきであるとの要望がありました。
  2. 林大臣からは、「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」は、今や87の国及び地域が共有しており、このビジョンの共有を推進してきた議員連盟に敬意を表するとともに、日本としては、プラスチック汚染対策の条約がプラスチックの大量消費国・排出国を含む多くの国が参加する、効果的かつ進歩的な枠組みとなることを重視しており、まずは2024年末までの作業完了を目指して、引き続き交渉を主導していきたい旨述べました。
    我が国への外交会議の誘致については、頂いた決議文も踏まえて、関係省庁と連携して検討していきたい旨述べました。
(参考)プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書策定に向けた政府間交渉委員会(INC)の概要

 2022年3月の第5回国連環境総会再開セッションにおいて、「プラスチック汚染を終わらせる:法的拘束力のある国際約束に向けて」が採択され、INCを設置することを決定しました。
 INCは、2022年11月から2024年末までに5回開催され、国際文書(条約)の策定に係る作業の完了を目指すこととしています。2022年11月にウルグアイで第1回交渉が、2023年5月~6月にフランスにて第2回交渉が行われ、11月に第3回交渉がケニアにて行われる予定です。


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