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令和5年7月12日
シモニーテ・リトアニア首相とのワーキングランチの際に握手をする岸田総理 シモニーテ・リトアニア首相とのワーキングランチ(写真提供:内閣広報室)

 現地時間7月12日午前11時45分(日本時間12日午後5時45分)から約50分間、NATO首脳会合に出席するためリトアニアを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、イングリダ・シモニーテ・リトアニア共和国首相(H.E. Ms. Ingrida ŠIMONYTĖ, Prime Minister of the Republic of Lithuania)とワーキング・ランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、NATO首脳会合の開催国としてのリトアニアの尽力に敬意を表するとともに、国際社会が歴史の転換期にある中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて協力するとともに、昨年のシモニーテ首相の訪日時に「戦略的パートナーシップ」に格上げした二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 岸田総理大臣から、リトアニアがインド太平洋戦略を発表したことを歓迎する旨述べるとともに、日リトアニア安全保障政策対話を早期に開催したい旨述べました。また、JETROがリトアニアを訪問予定であり、二国間経済関係を一層促進したい旨述べました。両首相は、政治・安全保障、経済など様々な分野における協力を一層具体化していくことで一致しました。両首相は、二国間の文脈に加えて、日本とバルト三国との協力を強化することで一致しました。
  3. さらに、両首相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、中国や北朝鮮を含む地域情勢、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応策についても意見交換を行い、本12日のICBM級弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応などについて、引き続き連携していくことで一致しました。

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