外務省・新着情報

令和5年7月12日

 現地時間7月12日午前7時45分(日本時間同日午後1時45分)から約25分間、北大西洋条約機構(NATO)首脳会合に出席するためにリトアニア・ビリニュスを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、アンソニー・アルバニージー・オーストラリア連邦首相(The Hon. Anthony Albanese, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)、クリス・ヒプキンス・ニュージーランド首相(Rt Hon Chris Hipkins, Prime Minister of New Zealand)及び尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領(H.E. Mr. Yoon Suk Yeol, President of the Republic of Korea)との間で日豪NZ韓首脳会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 4か国の首脳は、12日の北朝鮮による弾道ミサイルの発射に関し、地域と国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できず、強く非難することで一致し、本件に関する共同ステートメントを発出しました。
  2. 4か国の首脳は、インド太平洋地域における協力について意見交換しました。岸田総理から、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化の重要性がより一層高まっている、世界のどこであっても力による一方的な現状変更は認められない旨述べ、これらの点について4か国の首脳は一致しました。
  3. 4か国の首脳は、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、各地域自身のアジェンダを尊重しつつ、ASEANや太平洋島嶼国と協力を深めていくことの重要性について一致しました。
  4. 4か国の首脳は、インド太平洋地域の平和と安定のため、この4か国が引き続き緊密に意思疎通を行い、米国、欧州諸国を始めとする他の同志国を含め、連携していくことを確認しました。

[別添]
 日本、豪、NZ、韓首脳共同ステートメント(仮訳(PDF)別ウィンドウで開く原文(PDF)別ウィンドウで開く


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