外務省・新着情報

令和5年7月12日

 現地時間7月12日、午後1時40分(日本時間同日午後7時40分)から約30分間、北大西洋条約機構(NATO)首脳会合に出席するために、リトアニア・ビリニュスを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、クリス・ヒプキンス・ニュージーランド首相(Rt Hon. Chris Hipkins, Prime Minister of New Zealand)と日・ニュージーランド首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、ヒプキンス首相と初めて二国間会談を行うことができ嬉しい、日ニュージーランド間で安全保障分野やクリーン・エネルギー分野における協力が進展し、両国の「戦略的協力パートナーシップ」が強化されていることは喜ばしい旨述べました。
  2. 両首脳は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化の重要性で一致し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 両首脳は、地域情勢についても意見交換を行い、太平洋島嶼国における同志国連携の重要性で一致しました。また、北朝鮮によるICBM級弾道ミサイルの発射は、国際社会の平和と安全を脅かすものであり、国際社会の毅然とした対応が必要である点で一致しました。
  4. 岸田総理から、ALPS処理水の海洋放出に関し、これまでの日本の取組及びIAEAの包括報告書において科学的見地から安全性の確認を得たことなどを説明しました。
  5. CPTPPに関し、両首脳は、CPTPPのハイスタンダードを維持することが最重要であるとの認識で一致し、加入申請エコノミーが協定のハイスタンダードを満たせるかどうかを検討するに当たり、貿易に関するコミットメントの遵守状況を考慮することを再確認しました。

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