外務省・新着情報

令和5年7月12日
会談を前に、ザンブリー外務大臣と握手する林外務大臣
日・マレーシア外相会談が行われている様子

 現地時間7月12日18時(日本時間同日20時)から約40分間、ASEAN関連外相会議に出席するためインドネシアを訪問中の林芳正外務大臣は、ザンブリー・アブドゥル・カディル・マレーシア外務大臣(Dato’ Seri Diraja Dr. Zambry Abdul Kadir, Minister of Foreign Affairs, Malaysia)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本年の日ASEAN友好協力50周年に言及しつつ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、マレーシアとの連携を更に強化していきたい旨及び本12日の北朝鮮によるICBM級ミサイルの発射を非難する旨述べました。これに対し、ザンブリー大臣から、長年の協力によって育まれてきた日本との強固なパートナーシップを一層強化していきたい旨発言がありました。
  2. 林大臣から、東方政策の新たな展開の推進に向け一層緊密に連携していきたい旨述べるとともに、「アジア・ゼロエミッション共同体」構想における協力を含むエネルギー・気候変動分野や経済安全保障を含む安全保障分野、筑波大学のマレーシア分校設立といった様々な分野での二国間協力を推進していきたい旨述べました。これに対し、ザンブリー大臣から、筑波大学の分校設立を含め、幅広い分野で両国間の協力を一層促進していきたい旨発言がありました。
  3. 両大臣は、ウクライナ情勢、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応といった地域情勢についても意見交換を行い、こうした諸課題に対し引き続き連携していくことを確認しました。

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