外務省・新着情報
令和5年7月12日
現地時間7月12日18時50分（日本時間同日20時50分）から約20分間、ASEAN関連外相会議に出席するためインドネシアを訪問中の林芳正外務大臣は、ベンディト・ドス・サントス・フレイタス東ティモール外務・協力大臣（Bendito dos Santos Freitas, Minister of Foreign Affairs and Cooperation, Democratic Republic of Timor-Leste）と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、フレイタス大臣の外務・協力大臣就任に対する祝意を伝達しつつ、東ティモールは、自由、民主主義、人権、法の支配といった価値や原則を共有する、インド太平洋地域の大切なパートナーであり、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、連携を更に強化していきたい旨及び本12日の北朝鮮によるICBM級ミサイルの発射を非難する旨述べました。これに対し、フレイタス大臣から、日本との関係強化に向けて緊密に連携していきたい旨発言がありました。
- 林大臣から、日本は、東ティモールによるASEAN加盟及びWTO加盟に向けた努力を一貫して支持している旨を伝達しつつ、人材育成等を通じて東ティモールの取組を支援していく旨述べました。その上で、林大臣から、12月の日ASEAN特別首脳会議に東ティモールを招待する旨伝達し、フレイタス大臣から深甚なる謝意が述べられました。また、林大臣は、引き続き、インフラ整備・改善、産業の多角化等の分野で協力を行っていきたい旨述べました。これに対し、フレイタス大臣から、日本のこれまでの支援に対する謝意が述べられました。
- 両大臣は、ウクライナ情勢、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応といった地域情勢についても意見交換を行い、こうした諸課題に対し連携していくことを確認しました。