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令和5年7月12日
ウルフ・クリステション・スウェーデン首相と握手をする岸田総理 日・スウェーデン首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間7月12日午後2時40分(日本時間12日午後8時40分)から約20分間、NATO首脳会合に出席するためリトアニアを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣 は、ウルフ・クリステション・スウェーデン首相(H.E. Mr. Ulf Kristersson, Prime Minister, Kingdom of Sweden)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、現下の厳しい国際安全保障環境の下、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、「インド太平洋閣僚会合」の開催を始めとする、スウェーデンの取組を高く評価する旨述べた上で、日本はスウェーデンによるNATO加盟申請という決断を支持しており、その早期実現と欧州の安全保障の一層の強化を期待している旨述べました。また、ロシアによるウクライナ侵略への対応や、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、スウェーデンと一層連携を深めていきたい旨述べました。
  2. 岸田総理大臣から、二国間の文脈のみならず、EUやNATO等を通じた協力も強化していきたい旨述べ、両首脳は、日本とスウェーデンとの間で安全保障面での二国間協力を一層強化していくことで一致しました。
  3. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、中国や北朝鮮を含む地域情勢についても意見交換を行い、本12日のICBM級弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応などにおいて、引き続き連携していくことで一致しました。

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