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7月12日、岸田文雄内閣総理大臣と共にリトアニア共和国を訪問中の岸田裕子内閣総理大臣夫人は、NATO配偶者プログラムに出席するとともに、杉原記念館を訪問しました。
1 NATO配偶者プログラム
岸田総理夫人は、NATO首脳会合に出席する各国首脳の配偶者及びパートナー向けに実施された配偶者プログラムに出席しました。ビリニュス市内のウクライナ・センターでは、ディアナ・ナウセディエネ女史（ナウセーダ・リトアニア大統領夫人）及びオレーナ・ヴォロディーミリヴナ・ゼレンスカ女史（ゼレンスキー・ウクライナ大統領夫人）の出迎えを受け、各国首脳配偶者等と、ウクライナから戦禍を逃れ、リトアニアに避難している子どもたちや女性、若者たちから話を聞き、ウクライナの文化に触れつつ交流しました。その後、リトアニア大公宮殿（国立博物館）で、リトアニア大公国の歴史について説明を受け、同宮殿で行われた昼食会に出席し、リトアニア料理を楽しみました。
2 杉原記念館
杉原記念館を訪問する岸田総理（写真提供：内閣広報室）岸田総理夫人は、リトアニア・カウナス市において、杉原記念館を訪問し、杉原千畝氏の生涯や功績について説明を受けるとともに、杉原氏の発給した査証の一覧や、同氏の生涯をたどるパネル展示等を視察しました。この訪問の最後には、岸田総理も合流しました。
リトアニアとウクライナの両大統領夫人のイニシアティブの下、リトアニア大統領府、在リトアニア・ウクライナ大使館及びビタウタス・マグヌス大学（VDU）が協力して、2022年6月にビリニュス市内のVDU教育アカデミー内に開設。
同記念館は、戦前にユダヤ系避難民等に対し「命のビザ」を発給した故杉原千畝副領事が、昭和14年7月から昭和15年8月まで勤務した旧在カウナス日本領事館の建物を使い、リトアニアにおいて設立された杉原「命の外交官」財団により運営されている。平成12年一般公開開始。
同記念館では、杉原氏が発給した査証の一覧、杉原氏により査証の発給を受けた人々が残した資料、写真、旅券や、旧在カウナス日本領事館事務所で杉原氏が使用していた執務机の複製、杉原氏の生涯をたどるパネルが展示されている