外務省・新着情報

令和5年7月13日
会談を前に、インドネシアのルトノ外務大臣と握手する林外務大臣
日・インドネシア外相会談が行われている様子

 現地時間7月13日12時40分(日本時間同日14時40分)から約20分間、ASEAN関連外相会議に出席するためインドネシアを訪問中の林芳正外務大臣は、ルトノ・マルスディ・インドネシア外務大臣(H.E. Ms. Retno L.P. Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、インドネシアのASEAN議長国としての尽力に敬意を表した上で、本年の日ASEAN友好協力50周年や日インドネシア外交関係開設65周年に言及しつつ、両国関係を更に強化させたい、また、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)の主流化を主導するインドネシアの努力を引き続き後押ししていきたい旨述べました。これに対して、ルトノ大臣から、二国間関係強化及び地域・国際情勢への対応においても、林大臣と引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、海上法執行能力強化を含む海洋協力やインドネシアの首都移転に関する協力をはじめとする各分野での協力を進めていきたい旨述べ、これに対し、ルトノ大臣から、両国の協力を強化していきたい旨発言がありました。
  3. 両大臣は、ウクライナ情勢、東シナ海・南シナ海情勢、ミャンマー情勢、昨12日のICBM級弾道ミサイルの発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応といった地域情勢についても意見交換を行い、こうした諸課題に対し引き続き連携していくことを確認しました。

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