外務省・新着情報

令和5年7月13日

 7月13日、森健良外務事務次官は、訪日中のリッカルド・グアリーリア・イタリア共和国外務・国際協力事務次官(Amb. Riccardo Guariglia, Secretary General, Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で日伊次官協議を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 両次官は、1月の岸田総理大臣のイタリア訪問の機会に戦略的パートナーシップに格上げすることとなった両国間の二国間関係について、次期戦闘機の共同開発、6月の伊海軍フリゲート艦「モロジーニ」による横須賀寄港、海上自衛隊との共同訓練等に象徴される近年の日伊間の安全保障・防衛面での協力、インフラ等に関する日伊企業間の連携、文化・人的交流等の幅広い分野において具体的な進展が見られることを歓迎しました。その上で、両次官は、メローニ政権下でイタリア政府がインド太平洋の重要性を強調していることも踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を含む、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた具体的な協力について、経済安全保障に関する協力の重要性等を含め、意見交換を行いました。
  2. また、両次官は、日本からイタリアへG7議長国を引き継ぐに当たり、本年のG7広島サミットの成果を来年のG7でも発展させていくべく、本年・来年のG7議長国間で連携していく重要性を共有しました。さらに、両次官は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、中国や北朝鮮を含む地域情勢や、グローバルな課題についても意見交換し、二国間協力及びG7等を通じた連携を強化していくことを確認しました。

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