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令和5年7月13日
ドゥ=クロー首相と握手をする岸田総理 日・ベルギー首脳会談(写真提供:内閣広報室)
テーブルにつき、会談を行う、両首脳の様子 日・ベルギー首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間7月13日午前8時40分(日本時間13日午後3時40分)から約65分間、ベルギーを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、アレクサンダー・ドゥ=クロー・ベルギー王国首相(H.E. Mr. Alexander De Croo, Prime Minister of the Kingdom of Belgium)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、会談には、ハジャ・ラビブ・ベルギー王国外務・欧州問題・対外貿易・連邦文化施設相(H.E. Ms. Hadja LAHBIB, Minister of Foreign Affairs, European Affairs and Foreign Trade and the Federal Cultural Institutions of the Kingdom of Belgium)が同席しました。

  1. 岸田総理大臣から、ベルギーは、価値や原則を共有する戦略的パートナーであり、ロシアによるウクライナ侵略への対応や、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、ドゥ=クロー首相から、良好な日・ベルギー関係を様々な分野でさらに強化していきたい旨述べました。
  2. 岸田総理大臣から、昨年12月のアストリッド王女殿下率いる経済ミッションにも触れつつ、ベルギーとの間で、洋上風力発電、水素、DX、半導体等経済分野での協力が進展していることをうれしく思う旨述べ、両首脳は、今後も、皇室・王室間の親密な関係を礎とする伝統的な友好関係を一層発展させていくことで一致しました。また、両首脳は、EU、NATOを通じた協力についても緊密に連携していくことで一致しました。
  3. さらに、両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、中国や北朝鮮を含む地域情勢についても意見交換を行い、昨12日のICBM級弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応などにおいて、引き続き連携していくことを確認しました。

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