外務省・新着情報

令和5年7月13日
会談を前に、ペニー・ウォン外相と握手する林外務大臣
日豪外相会談が行われている様子

 現地時間7月13日午後2時45分(日本時間同日午後4時45分)から約25分間、ASEAN関連外相会議に出席するためにインドネシア・ジャカルタを訪問中の林芳正外務大臣は、ペニー・ウォン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon. Penny Wong, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と日豪外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、先般のG7広島サミットへの豪州の貢献に改めて謝意を表明しました。
  2. 両外相は、日豪が戦略認識及び地域の平和と安定に向けた今後の方向性を共有していることを確認し、日豪・日米豪で緊密に連携していくこと、また具体的協力を着実に実施していくことで一致しました。
  3. 両外相は、昨12日のICBM級弾道ミサイルの発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応について、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
  4. 両外相は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)について、戦略的な観点も踏まえて率直な議論を行い、今後も緊密に連携していくことを確認しました。
  5. 林大臣から、ALPS処理水の海洋放出に関し、これまでの日本の取組に加え、IAEAの包括報告書において、科学的見地に基づいて、関連する国際安全基準に合致しており、人・環境への放射線の影響は無視できるとの結論が得られた旨説明しました。ウォン外相から、日本の立場への理解と支持が示されました。
  6. 両外相は、資源・エネルギー分野における日豪協力の重要性について再確認しました。

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