経産省・新着情報

2023年7月20日

JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能や試験方法などを定めた国家規格であり、社会的環境の変化に対応して、制定及び改正しています。今月制定及び改正したJISについてお知らせします。

1.今回のJISの制定及び改正内容

今回は、8件の制定及び9件の改正を行いました。
なお、制定及び改正したJISのうち、認定産業標準作成機関から申出されたものは、一般社団法人日本鉄鋼連盟からの制定4件及び改正4件となります(資料1)。
以下に、特に重要なものを紹介します。下記は日本産業標準調査会審議による制定です。

窓、ドアの耐震性能等に関する試験方法に関するJIS制定(※)

近年、地震や台風などの自然災害は増加傾向にあり、窓(サッシ)やドアなどの建具の耐久性能への関心が高まっています。また、窓からの熱の放出や吸収は、住宅全体の約6割から約7割を占め、窓の気密性や断熱性は、省エネ住宅の普及及び地球温暖化対策上、極めて重要です。しかし、地震や台風などの大きな外力により、これらの性能が低下してしまう場合があります。

今般、日本の耐震性や耐風圧性に優れた建具に地震などの大きな外力が加わった場合の建具の性能を適正に評価するための試験方法について標準化し、JIS A1532(建具の面内変形性試験方法)として制定しました(資料2)。

2.JIS(日本産業規格)とは

JIS(Japanese Industrial Standards)は、製品、データ、サービスなどの種類や品質、それらを確認する試験方法又は評価方法や、要求される規格値などを定めており、例えば、生産者、サービスの提供者、使用者及び消費者などが安心して品質が良い製品を入手したり、サービスの提供を受けたりすることができるために用いられています。

経済産業省では、技術の進歩や、社会的環境の変化等、必要に応じて、JISを制定及び改正しています。

JISについて、詳しくは、下記のサイトを御覧ください。
日本産業標準調査会ホームページ外部リンク

経済産業省ホームページ標準化・認証

JISの閲覧は、こちら外部リンクより検索ください。

3.過去のニュースリリース

日本産業規格(JIS)制定及び改正関連のリリースはこちらを御覧ください。

4.各規格のお問合せ先について

公示された各規格の詳細について、お問合せされる場合は、資料1に記載された担当課に極力メールにてお問合せください((※)は、国際標準課)。その際は、御氏名、御所属(企業等からのお問合せの場合)、御連絡先を明記していただくようお願いします。

関連資料

関連リンク

担当

  • 本発表資料のお問合せ先

    産業技術環境局 基準認証調査広報室長 小嶋
    担当者:小島、菅
    電話:03-3501-1511(内線 3421~3422)
    メール:bzl-kijun-Koho★meti.go.jp
    ※ [★]を[@]に置き換えてください。

  • 規格のお問合せ先

    産業技術環境局 国際標準課長 西川
    担当者:田中、関野、阿波
    電話:03-3501-1511(内線 3423~3427)
    メール:bzl-s-kijun-ISO★meti.go.jp

    ※ [★]を[@]に置き換えてください。

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