外務省・新着情報

令和5年7月20日

 7月20日、午後2時頃から約2時間半、長野県軽井沢において、北朝鮮に関する日米韓協議が実施されました。同協議には、船越健裕アジア大洋州局長、ソン・キム米国北朝鮮担当特別代表及び金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長が出席しました。また、同日、三者は、ワーキング・ディナーを実施しました。さらに、船越局長は、キム特別代表及び金本部長との間で、明21日にかけてそれぞれ意見交換を行います。

  1. これらの機会を通じて、三者は、先週12日のICBM級弾道ミサイルの発射や19日の2発の弾道ミサイルの発射を含め、北朝鮮による前例のない頻度や態様での弾道ミサイル発射を強く非難した上で、こうした挑発行為は、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、かつ、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。
  2. その上で、14日の日米韓外相会合で確認されたとおり、三者は、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む地域の抑止力、対処力の強化、安保理における対応や同志国との協力を含む国際連携、サイバー分野における対応等について、引き続き、日米、日韓、日米韓で緊密に連携することを再確認しました。北朝鮮との対話の道が開かれていることについても認識を共有し、この観点からも日米韓で一層緊密に連携していくことを確認しました。
  3. さらに、船越局長から、キム特別代表及び金本部長に対して、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。
  4. 三者は、それぞれ強化された二国間関係を土台として日米韓連携を新たな高みに引き上げるべく、米国提案の日米韓首脳会合の機会を含め、三か国間で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

発信元サイトへ