経産省・新着情報

2023年7月24日

7月17日(月曜日)、岸田内閣総理大臣はUAEのムハンマド大統領との会談で、本年1月に設立した「日・UAE先端技術協力スキーム(JU-CAT(ジューキャット))」、新たな枠組みである「エネルギー安全保障と産業の加速化枠組み」及び「半導体・電池対日投資協力枠組み」を柱とする「日・UAEイノベーション・パートナーシップ(JUIP)」を提案し、賛同を得ました。日本とUAEは、先端技術分野の協力を一層強化していきます。

7月17日(月曜日)、岸田文雄内閣総理大臣は、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンUAE大統領(H.H. Sheikh Mohamed bin Zayed Al Nahyan, President of the United Arab Emirates)と首脳会談を行いました。
岸田総理大臣から、本年1月に設立した「日・UAE先端技術協力スキーム(JU-CAT(ジューキャット))」、新たな枠組みである「エネルギー安全保障と産業の加速化枠組み」及び「半導体・電池対日投資協力枠組み」を柱とする「日・UAEイノベーション・パートナーシップ(JUIP)」を打ち出し、先端技術分野の協力を強化したい旨表明し、ムハンマド大統領の賛同を得ました。

各枠組みの具体的な内容は、以下の通りです。

1.日・UAE 先端技術協力スキーム(JU-CAT)による脱炭素技術連携

2023年1月に設立したこの枠組みは、日本の先端技術スタートアップとUAE投資家の協業を促し、UAEの脱炭素化と産業発展・人材育成に貢献するものです。これまで、つばめBHB(アンモニア新合成スタートアップ)及びJEPLAN(ケミカルリサイクル技術スタートアップ)がUAEの企業と連携しています。今回、この2社を含む11社のスタートアップと1社のベンチャーキャピタルが同行し、UAE企業との連携を加速化させています。

2.エネルギー安全保障と産業の加速化枠組み(ESIA)の設立に関する共同関心宣言(JDI)の締結

産業・先端技術省(MOIAT)と経済産業省の間で、包括的な産業協力の枠組みを設置するものです。当該枠組みの下で、水素及びアンモニア、再生可能エネルギーや省エネルギーといった分野で、COP28での連携をはじめとする気候変動対策、エネルギー安全保障の強化、産業に関する先進的取組の加速化を目指します。両国の先端技術の連携強化という観点で、スタートアップを対象とする「日・UAE先端技術協力スキーム(JU-CAT)」を補完するものです。

3.半導体・電池対日投資協力枠組みの合意

UAEのムバダラ(アブダビ首長国の政府系投資会社)から日本における半導体事業への出資を引き出すべく、半導体に関する協議枠組みを設置するものです。当該枠組みの下で案件を特定し、投資につなげることを目指します。

(写真:内閣広報室提供)

関連リンク

担当

  • JUIP全体について

    通商政策局中東アフリカ課長 三宅
    担当者:湯口、伊東
    電話:03-3501-1511(内線 3008~3010)
    メール:bzl-s-tsusei-chutoafrica★meti.go.jp
    ※ [★]を[@]に置き換えてください

  • JU-CAT及びESIAについて

    資源エネルギー庁 資源・燃料部 国際資源戦略室長 矢口
    担当者:真保、中村
    電話:03-3501-1817(内線 4641)
    メール:bzl-kouhou-shigenkaihatsu★meti.go.jp
    ※ [★]を[@]に置き換えてください

  • 半導体・電池対日投資協力枠組みについて

    商務情報政策局 情報産業課長 金指、電池産業室長 眞柳
    担当者:栗田
    電話:03-3501-1511(内線 3981)
    メール:bzl-s-shojo-johotsushin★meti.go.jp
    ※ [★]を[@]に置き換えてください

発信元サイトへ