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令和5年7月24日
ディブル・シナイ半島駐留多国籍部隊・監視団事務局長と握手をする山田外務副大臣
ディブル・シナイ半島駐留多国籍部隊・監視団事務局長と懇談をする山田外務副大臣

 7月24日、山田賢司外務副大臣は、訪日中のディブル・シナイ半島駐留多国籍部隊・監視団事務局長( Ms. Elizabeth L. Dibble, Director General of the Multinational Force and Observers)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、ディブル事務局長から、MFOに対する我が国の継続的な支援につき謝意表明がありました。また、日本の支援による飛行場消防活動車両及び機器によりMFOの機能が向上し、安全に任務が遂行できることになった旨説明があり、当事国であるエジプトとイスラエルからも評価されている旨発言がありました。
  2. これに対し、山田副大臣から、我が国はMFOが1982年のシナイ半島展開以来、中東の平和と安定のために果たしている役割を高く評価しており、その重要性に鑑み、日本の中東和平に対する貢献としては最も息の長い取組みであるMFOへの財政支援に加えて、2019年に開始した司令部要員2名を派遣しており、今月からは追加派遣の司令部要員2名も活動を開始したと述べ、引き続き、MFOとよく連携していきたいと発言しました。
  3. また両者は、中東情勢に関し意見交換を行いました。
(参考)シナイ半島駐留多国籍部隊・監視団(MFO)

 1979年の「エジプト・イスラエル平和条約」に基づき設立された国際機関で、1982年からエジプトのシナイ半島で活動。エジプト・イスラエル間の停戦監視活動、両国間の対話・信頼醸成の促進の支援が主要任務。我が国は1988年以降、財政支援を行っている他、国際平和協力法に基づき、MFO司令部要員として2019年から自衛官2名を派遣、本年7月からは計4名を派遣。


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