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2023年7月25日

西村経済産業大臣は、7月23日(日曜日)及び24日(月曜日)、バングラデシュを訪問し、フマユン工業大臣、ムンシ商業大臣、ポロクICT担当大臣と会談を行うとともに、ダッカメトロ及び空港第3ターミナルの視察を行いました。

1.「新たな50年に向けた日バ経済関係サミット」での講演

昨年迎えた日本・バングラデシュ国交樹立50周年を踏まえ、JETRO(日本貿易振興機構)、BIDA(バングラデシュ投資開発庁)、FBCCI(バングラデシュ商工会議所連盟)等が共催した、「新たな50年に向けた日バ経済関係サミット」に参加し、①バングラデシュの産業高度化、②日本企業のバングラデシュシフト、③現実的なエネルギートランジション、の3つの柱を推進し、次の50年に向けて、日本とバングラデシュのより高度でイコールな経済関係の共創を進めていく方向性を発表しました。

また、ビジネスサミットでは、JETROとバングラデシュ商業省間での「バングラデシュ通商政策立案能力強化プログラム」の実施に係る覚書の他、両国の官民連携事業として進められているバングラデシュ経済特区(BSEZ)と日系企業(バングラデシュアイリス社、BRAC公文社)間の覚書が交換され、製造業、IT及びスタートアップ、エネルギーの分野での協力に向けた議論が行われました。

 

2.フマユン工業大臣とのバイ会談

バングラデシュ産業高度化への日本企業の貢献について議論し、日本企業の更なる投資拡大に向けて、より一層のビジネス環境改善の必要性を確認しました。

 

3.ムンシ商業大臣とのバイ会談

バングラデシュの後発開発途上国(LDC)を見据え、「あり得べき日・バングラデシュ経済連携協定(EPA)に関する共同研究」を着実に進めることを確認するとともに、「日バ産業高度化パートナーシップ(BJIUP)」やJETROによる「通商政策立案能力強化プログラム」等を通じた産業・貿易面での二国間協力の強化に向けた議論を行いました。

 

4.ポロクICT担当国務大臣とのバイ会談

日本企業によるバングラデシュの豊富な高度IT人材の活用、両国間でのスタートアップの海外展開・協業、バングラデシュICT分野への投資などを更に進めていくための政策的協力について議論しました。

今年の9月と10月には、経済産業省主催でバングラデシュ初となる現地の高度人材と日本企業とをつなぐジョブフェアをオンラインと対面(ダッカ)でそれぞれ開催する予定です。

 

5.アラム外務担当国務大臣とのバイ会談

今年4月の首脳会談において格上げされた「戦略的パートナーシップ」や「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の下での、両国経済関係の更なる強化を実現すべく、「あり得べき日・バングラデシュ経済連携協定(EPA)に関する共同研究」やビジネス環境改善を着実に進め、投資・貿易の促進、IT及びインフラ等の様々な分野での協力も進めていく方針を確認しました。また、バイ会談後には、バングラデシュ国会議員や両国政府機関(大使館、JETRO、JICA等)が参加するアラム大臣主催の西村大臣歓迎昼食会が開催されました。

 

6.ダッカメトロ・ダッカ空港第3ターミナル視察

日本のODAや日本企業の技術ノウハウを活用し、日バの官民連携の下で昨年12月に部分開業したダッカメトロにアラム外務担当国務大臣と共に乗車し、2016年のダッカ襲撃テロ事件の犠牲者慰霊碑への献花を行い、哀悼の意を表しました。また、同じく日本のODAで来年4月の開業に向けて建設が進んでいるダッカ空港第3ターミナルの視察を行いました。

   
 

7.BJIT社視察

バングラデシュの高度IT人材を活用し、日本や世界の有力企業等を相手に、ITオフショア開発を行うと共に、日本企業向けのIT人材育成にも取り組む日系企業BJIT社を訪問し、開発や人材育成の現場を視察しました。

 

担当

通商政策局南西アジア室長 村山
担当者:千家、松野、谷
電話:03-3501-1511(内線 2987)
メール:exl-bzl-SouthAsia_METI-koho★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。

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