外務省・新着情報
7月24日から26日まで、古屋圭司特派大使（衆議院議員、日・ミクロネシア友好議員連盟会長、日・太平洋島嶼国友好議員連盟会長）は、ミクロネシア連邦大統領就任式に出席するため、ミクロネシア連邦を訪問したところ、概要以下のとおりです。
1 シミナ大統領表敬
- 24日、古屋特派大使は、就任式に先立ち、ウェズリー・W・シミナ大統領（H.E. Wesley W. Simina, President of the Federated States of Micronesia)を表敬しました。
- 古屋特派大使より、シミナ大統領の就任に祝意を表するとともに、岸田総理からの親書を手交しつつ、日・ミクロネシア連邦関係を一層強化し、ミクロネシア連邦の社会及び経済の発展のため、引き続き、日本の強みを生かした協力を行っていく考えを述べました。これに対し、シミナ大統領から、古屋特派大使の参列に謝意を表明するとともに、日本のこれまでの支援に対する感謝の意が述べられました。
- 古屋特派大使より、ALPS処理水について、ミクロネシア連邦が、日本の取組に深い信頼を表明していることに謝意を述べるとともに、日本は引き続き、科学的根拠に基づき、全力で取り組んでいく旨を述べました。これに対し、シミナ大統領から、ALPS処理水に関するミクロネシア連邦の立場に変わりはなく、引き続き日本の取り組みを信頼し、協力する旨述べました。
- 双方は、経済協力、人的交流に関する二国間協力や、来年のPALM10を見据えた協力、FOIP、地域情勢、国際情勢等についても意見交換を行いました。
2 パニュエロ元大統領表敬
25日、古屋特派大使は、ディビッド・W・パニュエロ前大統領（H.E. David W.PANUELO, Former President of the Federated States of Micronesia）を表敬し、旧交を温めつつ、同前大統領の在任中の功績に敬意を表するとともに、二国間関係等について幅広く意見交換を行いました。その中で、ALPS処理水に関して、本年2月の日・ミクロネシア連邦首脳会談の際、同元大統領より日本の取組に対する深い信頼の表明があったことに謝意を述べました。
3 モーゼス連邦議会議長表敬
同日、古屋特派大使は、エズモンド・B・モーゼス連邦議会議長（The Honorable Esmond B. MOSES, Speaker of the Congress of the Federated States of Micronesia）を表敬し、同議長の就任に祝意を表するとともに、両国間の議員交流を一層強化していくことで一致しました。
4 クリスチャン元大統領表敬
26日、古屋特派大使は、ピーター・M・クリスチャン元大統領（現連邦議員）（H.E. Peter M. Christian, Former President/Senator of the Federated States of Micronesia）を表敬し、旧交を温めるとともに、二国間の協力及び議員交流等について幅広く意見交換を行いました。
5 大統領就任式への出席
同日、古屋特派大使は、首都パリキールの連邦議会前において開催された大統領就任式（ミクロネシア連邦新指導部合同就任式）に出席しました。式典は古屋特派大使のほか、カブア・マーシャル大統領、ウィップス・パラオ大統領、スティーブン・ナウル議会議長、唐仁健・中国農業農村部長、ハーランド米内務長官等の参列の下、国歌斉唱、オリバー・ポンペイ州知事の挨拶、シミナ大統領の演説等、約3時間にわたり執り行われました。