外務省・新着情報

令和5年8月7日

 8月5日(現地時間4日)、セネガル共和国の首都ダカールにおいて、伊澤修駐セネガル共和国日本国特命全権大使と、ウリマタ・サール・セネガル共和国経済・計画・協力大臣(H.E. Mrs. Oulimata SAAR, Minister of Economy, Planning and Cooperation of the Republic of Senegal)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. セネガルでは、ウクライナ危機、新型コロナウイルス感染症の影響等による世界的なインフレと景気後退、気候変動の影響による不作、西アフリカの政情不安等により、食料不足に直面する人々の数が急増しており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。  
  2. この協力は、セネガルの食料安全保障の確保を目的とし、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、昨年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しています。また、本年5月に開催したG7広島サミットにおいても、食料安全保障危機の影響を受ける脆弱な国や地域に対して、食料及び栄養関連分野における支援を継続することを表明しており、この協力は、これらの表明を具体化するものです。
(参考)セネガル共和国基礎データ

 セネガル共和国の面積は約19.7万平方キロメートル(日本の約半分)、人口は約1,720万人(2021年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は1,540米ドル(2021年、世界銀行)。


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