総務省・新着情報

会見発言記事
松本総務大臣閣議後記者会見の概要
令和5年8月8日

冒頭発言

 私の方から2件、ご報告を申し上げます。
 
家計調査結果
 
  まず1件は、家計調査結果。本日の閣議において、家計調査結果を報告いたしました。
  二人以上の世帯の6月の消費支出は、1年前に比べ実質4.2%の減少となりました。
  食料や家具・家事用品など幅広い分野で減少が見られておりますが、一方で、半導体不足の緩和、新型コロナの5類移行に伴って自動車等関係費や教養娯楽サービスで支出が増加するなどの動きが見られております。
  詳細は、統計局にお問い合わせください。
  以上が1件目です。
 
【普通交付税の繰上げ交付】
 
  2件目は、災害対応ですが、令和5年の台風第6号につきまして、まず、残念ながら亡くなられた方も出てしまいました。心からご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族にお悔やみ申し上げ、また、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
  総務省では、普通交付税の繰上げ交付につきまして、8月5日までに災害救助法の適用が決定され、繰上げ交付の要望をいただいた沖縄県糸満市、南城市、今帰仁村、本部町、伊平屋村及び久米島町について、8月10日の交付決定、今週中にと思っておりまして、8月10日の交付決定に向けて、所要の手続きを速やかに進めるよう事務方に指示しているところでございます。
  被害状況などを踏まえながら、引き続き被災自治体の財政運営に支障が生じないよう、適切に対応いたしたいと考えております。
 
  以上、報告2件でございます。

質疑応答

マイナンバーの総点検

問:
  マイナンバーに関してお伺いしますが、岸田総理は先週4日に会見されまして、総点検などを通じて不安払拭を図ることを前提として、来年秋の健康保険証の廃止は、方針を維持されるというふうに表明されましたが、この受け止めをお聞かせください。また、今日午後、政府の総点検本部が開かれますが、総点検に今後どう対応されるかも合わせてお聞かせください。
答:
  申し上げるまでもないことかと思いますが、国民の皆様の生活と、そして、経済のためにもデジタル政策の推進は必要であるということで取り組んできたところでございまして、医療につきましても、やはり最先端の医療においては医療のデータ、これはいわゆる全体のデータも個々人の医療データも大変重要になってきている中で、医療におけるデジタルの推進ということで健康保険証とマイナンバーの紐付けなども進めてきたところでございまして、この意義についてのご理解を深めていただけるように努めると同時に、大変遺憾なことながら、これまでやはり紐付けの誤り事案などによりまして、国民の皆様にご心配いただいていることも真摯に受け止めて、信頼を回復すべくこれまでも取組を進めてきたところでございますが、ご案内のとおり総理からも国民の信頼回復ができるような取組を盛り込んで対策をまとめるよう指示をいただいてきたところでございます。
  対策の内容については、これから総点検本部で確認いたしまして、皆様にまたお示しできるところはご報告申し上げることになろうかと思いますが、総務省としては、政府において地方自治体との連絡調整を担う立場からも、地方自治体の皆様のお話、これは点検にとどまらず、先ほどデジタル政策の推進についてお話させていただきましたが、住民の生活、そして地域の経済に、いわば直結する活動をしていただいているのが地方自治体でございますので、この一斉の点検を含めてデジタル政策の推進について地方の皆様の声をしっかりと聞いてまいりたいと思っております。点検作業も円滑に進められるように、自治体の皆さんの声を聞いて円滑に進めたいと考えて、この総点検本部にも臨んできているところでございます。

靖国神社への参拝

問:
  靖国についてお伺いします。まもなく15日の終戦の日がまいりますが、15日、あるいはその前後で靖国神社に参拝するご予定はありますでしょうか。
答:
  靖国神社の参拝は個々人のいわば宗教的な行為だと思っておりまして、総務大臣としてここで会見させていただいていますが、個人としてのことにつきましては、コメントを控えさせていただきたいと思っています。

問:
  終わります。ありがとうございました。
答:
  はい。

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