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2023年8月17日

8月15日(火曜日)、16日(水曜日)、アメリカが主催するAPECエネルギー大臣会合がアメリカ・シアトルにて開催され、経済産業省から太田経済産業副大臣が出席しました。

1.APECエネルギー大臣会合

(1)概要

日程:令和5年8月15日(火曜日)、16日(水曜日)
参加国等:APECメンバー国・地域

(2)議論の内容

  • APECエネルギー大臣会合では、(1)電力セクターの脱炭素化、(2)メタン排出削減、(3)公正なエネルギー移行、の3点を中心に議論がなされました。
  • 太田経済産業副大臣は、ウクライナ情勢も踏まえ、気候変動対策、エネルギー安全保障、経済成長の同時達成に向け、多様な道筋によるエネルギー移行及びイノベーション促進が重要であることについて発言しました。
  • メタン排出削減については、先月、我が国がIEAと共催で開催したLNG産消会議2023において立ち上げられた「CLEAN」(クリーン)(Coalition for LNG Emission Abatement toward Net-zero)の取組等について紹介し、世界のLNGバリューチェーンのクリーン化や、APEC地域におけるメタン削減の取組みに貢献したい旨発言しました。
  • また、日本から、福島第一原子力発電所の廃炉の取組を科学的根拠に基づき進めている旨説明しました。特に、ALPS処理水の海洋放出について、先月公表されたIAEA包括報告書において、国際基準に合致し、人や環境に対し、無視できるほどの放射線影響との結論が示されたことを紹介しつつ、ALPS処理水の対応が科学的根拠と国際基準に基づき進められていることを国際社会に説明してきた旨発言しました。その上で、透明性をもって引き続き対応していく旨表明しました。
  • 会合での議論の内容を踏まえ、議長総括がとりまとめられました。同時に、有志エコノミーによるLNGバリューチェーンにおけるメタン削減の加速に関する共同声明外部リンクが発出されました。

(3)成果文書

議長総括(原文)外部リンク

(APECエネルギー大臣会合)

2.参加閣僚との会談

APECエネルギー大臣会合の機会を捉えて、太田副大臣は、米国のグランホルムエネルギー長官、ペルーのベラエネルギー鉱山大臣、ニュージーランドのウッズエネルギー・資源大臣との間で、意見交換を行いました。
米国グランホルム長官とは、本会合での議論の方向性について意見交換しました。
ペルー・ベラエネルギー鉱山大臣とは、鉱物等における二国間協力等について議論を行いました。
ニュージーランド・ウッズ大臣とは、水素・洋上風力発電等における二国間エネルギー協力等について議論を行いました。

(アメリカのグランホルムエネルギー長官との会談)

(ペルーのベラエネルギー鉱山大臣との会談)

(ニュージーランドのウッズエネルギー・資源大臣との会談)

担当

資源エネルギー庁 長官官房 国際課 白井
担当者:大倉、梅田、枝、野崎
電話:03-3501-1511(内線 4491~4494)
メール: bzl-s-enecho-kokusai★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

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