外務省・新着情報

令和5年8月18日

 現地時間8月18日午前10時35分(日本時間18日午後11時35分)から約30分、日米韓首脳会合出席のため米国キャンプ・デービッドを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョセフ・バイデン米国大統領(The Honorable Joseph R. Biden, Jr., President of the United States of America)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ハワイ州マウイ島での山火事に関し改めてお見舞いの言葉を述べるとともに、我が国として、被災者救援のための支援を行うことを決めた旨述べ、今般の日米韓首脳会合の開催は極めて有意義である旨述べたのに対し、バイデン大統領から、安全保障環境が一層厳しさを増す中で日米、日米韓の協力を深めていきたい旨述べました。
  2. 両首脳は、地域情勢について意見交換を行いました。
  1. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略について、引き続きG7を始めとする同志国と緊密に連携しながら、厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくことで一致しました。
  2. 両首脳は、中国をめぐる諸課題への対応に当たり、引き続き日米で緊密に連携していくことで一致しました。また、両首脳は、中国と共通の課題については協力していくことの重要性を確認しました。さらに、両首脳は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促しました。
  3. 岸田総理大臣から、米国側がALPS処理水に関する我が国の取組について支持と理解を表明していることに謝意を述べました。また、両首脳は、ALPS処理水に関する偽情報の拡散防止における連携等についても意見交換を行いました。
  1. 両首脳は、あらゆる種類の米国の能力によって裏付けられた、日本の防衛に対する米国のコミットメントを認識し、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化のため、GPI(Glide Phase Interceptor:滑空段階迎撃用誘導弾)の共同開発を開始できることを歓迎しました。

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