外務省・新着情報

令和5年8月24日

 8月24日午後、岡野正敬外務事務次官は、先方からの求めに応じて、呉江浩(ご・こうこう)駐日中国大使と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 先方から、福島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出開始に関する中国側の立場に基づく申入れがありました。
  2. これに対し、岡野次官から、海洋放出の安全性を含め日本の立場を改めて明確に説明するとともに、科学的根拠に基づいた冷静な対応を行うよう強く求めました。同時に、日本としては、海洋放出開始後も、引き続き意思疎通を続けていく用意がある旨述べました。
  3. また、24日に発表された日本産水産物の全面的な一時輸入停止措置を含む中国による日本産食品の輸入規制措置について、岡野次官から、日本からの食品輸入規制緩和・撤廃という国際的な動きに逆行するものであるとして極めて遺憾である旨表明するとともに、措置の早期撤廃を改めて強く求めました。

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