外務省・新着情報

令和5年8月31日
  1. 8月30日(現地時間)、ガボンの軍・治安部隊の一部兵士が、8月26日に実施された大統領選挙の無効を主張するとともに、アリ・ボンゴ大統領を拘束したこと及びガボンの国家機能の停止を発表しました。
  2. 我が国は、こうした事態を深く憂慮し、ガボンの全ての当事者に対して、同国における憲法に基づく秩序が堅持されるよう呼びかけるとともに、文民主導の政府への早期復帰を求めます。また、我が国は、アフリカ連合、国際連合等と共に、軍事的政権奪取は認められないことを強調し、アリ・ボンゴ大統領及びその家族並びに政府関係者の安全を含め、ガボン国内の安定が確保されることを求めます。
  3. 我が国は、ガボンの平和と安定及びその社会と経済の持続可能な発展を引き続き後押ししていきます。
(参考1)概要

 2023年8月26日、ガボン大統領選挙が行われ、30日に、現職のボンゴ大統領が約64%の得票を得て勝利したとの暫定結果の発表があった。その直後、同国の軍・治安部隊の一部が、同国の国営テレビ・ラジオにて、同選挙は適切に実施されなかったと主張するとともに、選挙の無効と国家機能の停止を表明、アリ・ボンゴ大統領は、家族とともに私邸で監視下に置かれた。また、それら軍・治安部隊の一部は、ブリス・クロテール・オリギ・ンゲマ将軍を「暫定大統領」に指名した旨表明した。

(参考2)日本政府の対応

 在ガボン日本国大使館は、事案の発生直後から領事メール等で注意喚起を実施。なお、邦人の生命身体に被害が及んでいるとの情報には接していない(現地時間31日0時現在)。


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