外務省・新着情報

令和5年8月31日

 8月31日、午後8時(日本時間)から約20分間、本年のG7議長国である我が国の呼びかけにより、G7シェルパ(首脳の補佐役)のビデオ会議を実施したところ、概要以下のとおりです。

  1. 小野啓一外務審議官(日本シェルパ)から、東京電力福島第一原子力発電所にける多核種除去設備(ALPS)等により浄化された処理水の海洋放出に関して、改めて我が国の取組を説明しました。この中で、小野外務審議官からは、このALPS処理水の海洋放出は、国際原子力機関(IAEA)による包括報告書の中で国際的な安全基準に合致し、人や環境に対する影響は無視できる程度と結論づけられていること、また、海洋放出開始後も日本は各種モニタリングデータを迅速かつ透明性高く公表しているほか、IAEAも放出される水に含まれるトリチウムの濃度が規制基準をはるかに下回ることを確認・公表しており、それらのデータから、科学的観点から何ら問題が生じていないことは明らかとなっていることなど、我が国の取組を含む現状について改めて説明しました。
  2. これに対して、他のG7メンバーから理解が示されるとともに、科学的根拠に基づくIAEAとともに行われている日本の透明性のある取組に対する歓迎が改めて示されました。

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