外務省・新着情報

令和5年9月1日
ビデオメッセージを発出する、山田副大臣の様子

 8月30日から31日にかけて、パキスタンのイスラマバードにおいて、国連平和維持活動(PKO)閣僚級会合・準備会合が日本とパキスタンとの共催で開催され、山田賢司外務副大臣は、同会合に際し、ビデオメッセージを発出しました。本会合は、本年12月のガーナにおけるPKO閣僚級会合に先立って行われるテーマ別の準備会合の一つとして、「要員の安全・安心」をテーマに実施され、国連加盟国、国連事務局等から70名以上が参加しました。

  1. 山田副大臣は、国際情勢が一層厳しさと複雑さを増す中で、PKOは展開国やその国を含む地域における平和と安定を維持するための重要な政策手段であることを指摘しつつ、即席爆発装置(IED)や偽・誤情報等の新たな脅威に対する措置を講じ、会合のテーマとなっている「要員の安全・安心」を確保することが必要である旨述べました。
  2. また、山田副大臣は、日本が国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)の旗振り役として、PKO要員の能力構築支援を推進していることや、要員の安全・安心に資する取組として、遠隔医療事業やIED対策、偽・誤情報対策、国連平和維持インテリジェンス・アカデミー等に対して支援していることに言及し、PKOの実効性・効率性の向上に向け、引き続き取り組んでいく旨述べました。
(参考1)別添PDF

 山田賢司外務副大臣のビデオメッセージ(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く

(参考2)PKO閣僚級会合

 2014年及び2015年、多くの課題に直面するPKOに対する支援を目的としてPKOサミットが開催され、そのフォローアップとしてPKO閣僚級会合がこれまで4回実施。本年12月には、ガーナが初のアフリカ開催国として本会合を主催予定。


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