外務省・新着情報

令和5年9月1日
正面を向き、笑顔で写真撮影に応じる、林大臣とコットン司令官の様子
テーブルにつき、意見交換を行う、林大臣とコットン司令官の様子

 9月1日、午後3時から約20分間、林芳正外務大臣は、訪日中のアンソニー・コットン米戦略軍司令官(空軍大将)(Air Force General Anthony J. Cotton, Commander, U.S. Strategic Command)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、コットン司令官の訪日を歓迎するとともに、コットン司令官率いる米戦略軍が昼夜を問わず提供する拡大抑止は、我が国の安全保障にとって不可欠であり、米戦略軍の貢献に感謝したい旨述べました。また、林大臣から、日米同盟はインド太平洋地域の平和、安全、繁栄の礎であり、現下の状況において、その重要性が未だかつてなく高まっており、日米両国の戦略文書は軌を一にしている旨述べた上で、戦略の実施において相乗効果を生むことを含め、同盟の抑止力・対処力を強化していきたい旨発言しました。
  2. 双方は、北朝鮮による核・ミサイル活動の活発化や中国、ロシアをめぐる諸課題を始めとする、一層厳しさを増す地域の安全保障環境について意見交換を行いました。
  3. さらに、双方は、日米拡大抑止協議を含む様々なレベルで、日米の拡大抑止に関する議論を一層強化していくことで一致しました。コットン司令官からは、米国が日本に提供する拡大抑止に係る揺るぎない誓いを強調し、米戦略軍がその誓いを履行するために米国政府と積極的に協力することを約束しました。

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