外務省・新着情報

令和5年9月1日
南極分野に関する協力覚書及び外交官研修所間の協力覚書への署名式(日・ペルー間)
ディアス・ペルー外務大臣と握手をする林外務大臣
日・ペルー外相会談の様子

 9月1日、午後12時30分から約70分間、林芳正外務大臣は、訪日中のアナ・セシリア・ヘルバシ・ディアス・ペルー共和国外務大臣(H.E. Ms. Ana Cecilia Gervasi Diaz, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Peru)との間で、日・ペルー外相ワーキング・ランチを行うとともに、同日午後4時35分から約40分、外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
 なお、外相会談は、8月30日から東京国際クルーズターミナルに寄港しているペルー海軍帆船ウニオン号において行われました。

日・ペルー外交関係樹立150周年特別展示を視察する林外務大臣とディアス・ペルー外務大臣
東京に寄港しているペルー海軍帆船ウニオン号における林外務大臣とディアス・ペルー外相の記念写真
  1. 冒頭、林大臣から、ヘルバシ外務大臣の訪日を歓迎し、日・ペルー外交関係樹立150周年の本年に、両国外相の相互訪問が実現できたことを嬉しく思うと述べました。また、南極分野に関する協力覚書及び外交官研修所間の協力覚書への署名を歓迎しました。
  2. 両外相は、価値や原則を共有する重要な「戦略的パートナー」として、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持、CPTPPを含む経済、人的交流を含む文化などの幅広い分野において関係を一層強化し、来年のペルーAPECに向けても、引き続き連携していくことで一致しました。また、日系人の重要性についても再確認しました。
  3. また、今般開始したALPS処理水の海洋放出に関し、林大臣から、IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ日本の立場を説明し、ヘルバシ外務大臣から、同じ海洋国家として日本の対応への理解と信頼につき表明がありました。
  4. 両外相は、ウクライナ情勢、東アジア情勢、中南米情勢等の地域情勢及び国際場裡における協力について意見交換を行い、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化の重要性について再確認しました。

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