外務省・新着情報

令和5年9月5日
日・チュニジア外相会談が行われている様子

 現地時間9月5日(火曜日)午後2時(日本時間9月5日午後8時)から約20分間、エジプト・アラブ共和国を訪問中の林芳正外務大臣は、ナビール・アンマール・チュニジア共和国外務・移民・在外チュニジア人大臣(H.E. Mr. Nabil Ammar, Minister of Foreign Affairs, Migration and Tunisians Abroad of the Republic of Tunisia)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、日本とチュニジアは、長い二国間関係の歴史を共有し、特に経済面や文化面での交流を通じて友好と信頼を育んでおり、両国の関係を更に発展させていきたい旨述べました。
    これに対し、アンマール大臣からは、経済面に加えて政治面でも協力を強化していきたい、チュニジアに対する日本の長年の協力に感謝する旨述べました。
  2. また、林大臣から、チュニジアから多大なる協力を得て、昨年のTICAD8を成功裏に開催できたことについての謝意を表明するとともに、二国間の対話を通じて、テロ・治安対策やビジネスといった幅広い分野においても協力関係を一層発展させていきたい旨述べました。
    これを受け、アンマール大臣から、あらゆる分野で協力関係を更に発展させたい、TICAD 9の成功に向けて協力を惜しまない旨を述べました。
  3. 両大臣は、先月24日の弾道ミサイル技術を使用した発射を含む北朝鮮情勢やウクライナ情勢、パレスチナ情勢などの地域・国際情勢について意見交換を行い、国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。
    また、今般開始したALPS処理水の海洋放出に関し、林大臣から、IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ日本の立場を説明し、アンマール大臣から理解が示されました。

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